ストレスに勝とうとしてはいけない

2023年10月30日

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人間関係、育児、仕事などなど……

人は様々なストレスリスクに晒されています。

もし、ストレスがゼロになれば苦しむこともないのでしょうが、そんなことは可能なのでしょうか?

以前、ストレスを軽減させる記事を掲載しましたが、今回は主にストレスとうまく付き合う方法を紹介したいと思います。

この記事を読めばきっとこれからのストレスに対する受け取り方が前向きになると思います。

結論から言うと

ストレスは完全にゼロにすることはできません。

仏教の教えに「一切皆苦」というものがあります。

人生は思い通りにならない。人生は苦であると説いています。

仏教を広めたお釈迦様は、人生の苦をどうにか無くすことはできないかと修行を始めました。

6年に及ぶ苦行の結果、お釈迦様は苦は完全にゼロにすることはできないという結論に達し、悟りを開きました。

では、人生は苦ばかりで楽しいことはないのでしょうか。

仏教には他にも、苦も楽も永遠に続かないという教えもあります。

世の中は変化し続け、永遠などこの世の中にはないというのが「諸行無常」という教えです。

ストレスも楽しいことも終わりがあるということですね。

仏教の始まりは諸説ありますが、お釈迦様は約2500年前から苦を消すことはできないと説いているのは非常に説得力のある教えだと私は思います。

例えば、今あなたが職場の人間関係で悩んでいて仕事を辞めようか悩んでいるとします。

仕事を辞めて新しい会社に就職したら一時的に悩みは解消するでしょう。

しかし、新しい職場になったことで人間関係の悩みが完全にゼロになる訳ではありません。

もしまた人間関係の問題に悩まされることがあったら、また仕事を辞めなくてはなりません。

ストレスを感じる度に自分の居場所を転々とするはめになります。

もちろん、非人道的、良識に欠ける相手に対しては相応の手段を講じる必要はあります。

ストレスはなくならない。これが大前提です。

ストレスに勝とうとしてはいけない

生きている限りストレスは付いてまわるものだと受け入れます。

そして、ストレスに対抗してもただ体力や精神力を消耗するだけなので、ストレスに勝とうとしてはいけないことを肝に銘じます。

そう思うだけで少し気分が楽になりませんか?

ストレスに対抗するために防御力を上げてガチガチになるよりも、ストレスを受け流す柔軟性とダメージを受けてもすぐに立ち直れるレジリエンス(回復力、しなやかさ)を持った方が日々の生活は快適になるはずです。

具体的な方法は次の章で解説します。

ストレス対処法

セロトニン神経の活性化

セロトニンは脳の状態を冷静に保つ働きの他、精神疾患のリスクを下げたりと様々な効果があります。

セロトニン神経を鍛えることによって、ストレスを受け流す心の余裕が生まれます。

リズム運動や咀嚼、座禅などでセロトニン神経を活性化させましょう。

セロトニントレーニングは他にもいくつかあるので、自分に合った方法で鍛えましょう。

次に、溜まってしまったストレスの解消法を紹介します。これは知っておいて絶対に損はないと思います。

溜まったストレスの解消法

溜まったストレスを洗い流す最強の方法があります。

それは、感動して号泣することです。目からポタッと落ちるようなレベルでは意味がありません。泣き叫ぶくらいの号泣が必要です。

私たちが活動する日中は、交感神経が優位になりますが、感動の涙を流すことによって副交感神経が優位になります。

わかりやすくいうと、感動の涙によって緊張状態からリラックス状態に切り替わり、ストレスを洗い流してくれます。

思いっきり泣いたあとは気分がすっきりするのはこの為です。

また、自律神経も整えられるので情緒不安定、イライラなどの症状を改善するのに役立ちます。

笑うことでもストレスの軽減にはなりますが、どちらかというと活力をみなぎらせる効果の方が強いので、使い分けた方がいいですね。

頻度はストレスの溜まり具合にもよりますが、週1回で良いと思います。

号泣するタイミングは休みの前日の夜がおすすめです。

泣いた跡が残ってしまったり、目が腫れたりする可能性があり、職場の人たちに心配されかねません😅

明日仕事があるという意識が感動の邪魔をする恐れもあります。

日頃から泣ける・笑えるコンテンツ(動画、音楽、映画など)をリスト化しておけば、有事の際にはきっと役に立つと思います。

また、泣きたいのに泣けない人は前頭前野の機能が低下している可能性があります。

心当たりのある方は、まずはセロトニン神経を鍛えてみましょう。

最後に

私はどちらかというと、ストレスを溜めやすい体質だと思っています。

HSPの傾向があり、少しの変化がストレスになったりします。

しかし、セロトニントレーニングによって受けるストレスが軽減したと実感していますし、様々な本を読んで職場の人間関係の付き合い方や嫌いな相手の対処法などを学び、以前よりは断然に生きやすくなりました。

ミスをしても起こったことは仕方がないと開き直り(笑)、あれこれ悩むよりも過去の経験を今後の教訓として活かすことを目的にすればストレスにならずに済み、自分の成長にもつながります。

不安や悩みは放っておくと、どんどん大きくなります。

それを解決するには行動しかありません。

ストレスもゼロにはできませんが、くよくよ悩む時間はなるべくゼロにすべきです。

余談

私の泣ける・笑えるおすすめコンテンツをいくつか紹介したいと思います。

  • 泣けるコンテンツ


「フォレスト・ガンプ/一期一会」
1994年公開の映画。
主人公の激動の人生を描いたドラマです。主人公が泣く場面は作中で一度しかないのですが、そのシーンは号泣必至です。

「グリーンマイル」
1999年公開の映画。
心優しい囚人と看守が心を通わせるドラマです。囚人ジョンの「醜いことをし合う人間たちにも疲れた」というセリフにはこの世界の理不尽さが込められている気がします。

「ライフ・イズ・ビューティフル」
1997年公開の映画。
舞台は第二次世界大戦。ユダヤ人迫害を描いたドラマです。いつも明るいお父さんと必死に生きる家族の絆は我々に感動を呼びます。

  • 笑えるコンテンツ


「ゲット スマート」
2008年公開の映画。
諜報機関で働くおマヌケな主人公が組織の危機に立ち向かうスパイ・アクション映画です。
主人公は真面目にやっているのですが、様々なドジをやらかす姿は爆笑必至です。

「カバチタレ!」
2001年から放送開始の日本のドラマ。
行政書士と喫茶店のウエイトレスの凸凹コンビが様々な依頼に直面し、葛藤するドラマです。
法律をテーマにしていますが、終始コミカルな場面が多く登場人物の魅力に引き込まれていきます。

「ショーン・オブ・ザ・デッド」
2004年公開の映画。
カテゴリーとしてはゾンビ映画なのですが、笑いあり涙(?)ありの内容となっています。
スリー・フレーバー・コルネット3部作の1作目としても有名です。