悟りを開いたお釈迦さまの教え

2023年10月30日

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人生を生きていく上でストレスは付きものです。

完全にストレスを無くすことは不可能ということを以前の記事で紹介しました。

ストレスに勝とうとしてはいけない
https://happy-crownshyness.blog/stress/

ただ、ストレスにも良い面があります。

適度なプレッシャーが集中力を向上させたり、追い込まれる方がやる気が出るという人も中にはいますね。

かといって、ストレスのせいで毎日が憂鬱になってしまっては元も子もありません。

今までストレスに関する記事を掲載してきましたが、今回はお釈迦さまの教えから人生を豊かにする思考法を学んでいきたいと思います😊


今回参考にさせていただきました本はこちらになります。

「心が「スーッ」と晴れるほとけさまが伝えたかったこと―――永遠に変わらない33の大切な話」
著者:岡本 一志
出版社:
王様文庫

どんな些細なことでも成功につながることがある

例えば、ダイエットをしている人が誘惑に負けて「これくらいならいいよね」とルールを破ってお菓子を少し食べてしまったとします。

少しだけなら問題なさそうですが、それが積み重なると過剰なカロリーとなり、せっかくの努力が水の泡です。

また、ほんのちょっとしたことが大きなミスにつながるということはよくあることです。

私もちょっとした伝達ミスで、お客様からものすごいお叱りを受けてしまったことがあります😣

ちょっとくらい平気だろう、これくらいならみんなもやってるしバレやしないという思考は非常に危険です。

同じように、ほんのちょっとした善行が成功につながることもあります。

ちょっとした気配りでお客様の信頼を得ることができ、足しげく通う常連さんになってくれたり。

社内で道に迷っている人を助けたら、実は商談相手の重役で契約に結び付くきっかけとなったり。

天を衝くほどの大樹も最初は小さな種から育ったものです。

大したことないと思うようなことを大事にできる人が、成功や幸せへの道を切り開くのかもしれません。



努力することだけが全てではない

努力しても結果が出ないとき、「こんなに頑張っているのにどうして?」「私には向いていないのかなあ……」とネガティブになってしまいがちです。

頑張ることを目標にしてしまって、本来の目的を見失いかけているのでしょう。

頑張りすぎはよくないですが、怠けすぎても当然目標を達成することはできません。

琴の弦は人生と同じで、適度な緩急が大切です。

締めすぎてもゆるめすぎてもいい音は出ません。

山登りも、山頂というゴールはありますが、山頂にたどり着くことだけが目的ではないはずです。

途中の景色を楽しんだり、ちょっと休んで仲間とお喋りしたり、山頂までのプロセスも山登りの醍醐味ですよね。

蛇足ですが、私は努力することがあまり好きではないのでいつも怠け気味です😂

誘惑に負けずにメリハリのある人生を送りたいと思っています。



注意してくれる人を大切にする

人は自分のことをわかったつもりでいても、人から言われないと気づかない部分は結構あると思います。

人に言われてはじめて気づくクセや、よくない習慣を指摘されたことはありませんか?

そんなとき、理論的に注意してくしてくれる人はとても貴重な存在です。

仲の良い友人でも、相手の言動を指摘するのってなかなかできることではありません。

自分の間違いに気づかないままだと、知らず知らずの内に悪い方向へ向かっていくことになります😱

ときには相手の言っていることが受け入れられないときもあるでしょう。

そんなときでも、まずは相手の言っていることを受け止めること。

それが正しいかどうか、自分の為になるかどうかは後になって考えればいいことです。

人は注意されるとあまりいい気分にはならないですが、そんなときこそ相手に感謝の気持ちを伝えましょう👍



大事なこととそうでないことの見分け方

人には寿命があり、行きつく先は死です。

もし、あなたの命が今日までだったとしたら、会社でミスしてクヨクヨすることや、嫌いな人を恨んでイライラすることに時間を費やしても良いと考えるでしょうか?

一つの方法として、限りある命を意識することで大事なこととそうでないことを見分けることができます。

自分にとって本当に大切なことに時間とエネルギーを集中させることで、より良い人生を送ることができるのではないでしょうか。



変化し続ける世の中を受け入れる

引き寄せて 結べば草の 庵にて 解くれば元の 野原なりけり

出典:「心が「スーッ」と晴れるほとけさまが伝えたかったこと―――永遠に変わらない33の大切な話」

僧侶の古い歌です。

「草を組み合わせて小屋をつくりました。草は野原から持ってきたものなので、解けば元の野原の姿に戻りました」

という意味になります。

形あるものも、他人との関係も、すべてはかりそめの姿で時代と共に移り変わっていきます。

何かにしがみついて生きていたとしても、それはいつか必ずなくなったり、別の姿に変わったりします。

そうしたことをいちいち悲観していては、人生は辛いものになってしまいます。

大切な人と付き合っていたとしても、どんな形であれいつか別れが来ます。

今あるものが別の形に生まれ変わったと受け入れることで、あなたはきっと前向きに生きることができると思います。



最後に

今回参考にさせていただきました「心が「スーッ」と晴れるほとけさまが伝えたかったこと」には他にも

  • 今すぐこの場で出来る7つの善行
  • よい友を持つことは、悟りそのもの
  • 999人を殺した男に向き合ったお釈迦さま

といった、人生を豊かにしてくれる教えがストーリー形式で多数掲載されています。

中でも、「受け入れがたい悲しみと、無理に向き合わなくてもいい」というお話はとても感動しました。

子どもを病気で亡くした母親が、子供を生き返らせてほしいと人々に迫ります。

当然、死んだ者を生き返らせることなどできず、それを見ていた人々は母親の痛ましい姿に胸を痛めます。

そして、母親がお釈迦様にお願いしたところ、お釈迦様は慈悲深い方法で母親に子供の死を理解させました。

人生は楽しいことばかりではなく、辛いこともあります。

この身を投げ出してしまいたいような深い悲しみに襲われるときもあります。

殺してやりたいくらい人を恨むこともあります。

今すぐその悲しみを受け入れなくてもいい。

今すぐその人を赦さなくてもいい。

悲しみを受け入れるタイミング、人を赦すタイミングは何かしらの形できっと訪れます。

他人の人生を生きて、自分の人生を犠牲にはしないでください。