あなたが今見ている世界は、あなたの心が投影した世界です

2023年10月30日

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この世界は残酷だ。世界が歪んでいるから私の人生は一生浮かばれないままだ。

たしかに、世界のどこかで争いは絶えず起こり、人種差別、貧困、環境破壊など我々の気持ちを暗くさせてしまう問題は山積みです。

だからといって、我々の人生までをも歪めてしまってよいのでしょうか?

あなたが見ている世界は本当に現実なのでしょうか?

目で見たり、耳で聞いたりしている世界が現実だとは限りません。

言葉で説明するのは難しいけれど、他にも何かあるはずだというあなたの違和感は至極まともです。

では、その違和感の正体は何でしょう?


今回参考にさせていただいた本はこちらになります。

「愛とは、怖れを手ばなすこと」
著者:ジェラルド・G・ジャンポルスキー
翻訳:本田 健
出版社:サンマーク出版




五感を超えて

現在をありのままに見たり、感じたりしている人はわずかです。

大抵の人が過去の経験などを通して現実を見ています。

私は中学生の頃、数学が嫌いでした。

担任の教員が苦手で、授業中に当てられて問題に答えられないとバカにしたように笑われたからです。

このような経験から、今でも数学に対して苦手意識(怖れ)を持っています。

しかし、このような経験は過去のものであり、数学が嫌いという歪んだ感情をつくり出すための道具に他なりません。

同じように、あなたは社会が定義した規範を拠り所に現実を生きていると納得させようとしている一方で、もっと何かがあると心のどこかで感じているのではないでしょうか。

その違和感に気づいたのであれば、あなたは選ぶことができるはずです。

「やすらぎ」 と 「葛藤」

あなたはどちらを選びますか?



過去に縛られない生き方

未来のリスクを予測し、それに備えることは間違ってはいません。

しかし、過去の経験から得られる情報を基に、このパターンは過去にあった暗い出来事と同じで、この先の未来にも同じことが起こると予測してしまうとどうなるでしょう。

喜びが入る余地がなくなります。

不安感に駆られ、悩むことで時間を無駄にしてしまいます。

今起こっていることをありのまま受け入れることができず、現実を歪めてしまう。限界を設けてしまう。

過去の歪んだレンズを通して見る現実からの制限を拒否し、新しい目で現実を生きることを選んでください。

過去や未来をコントロールしようとすることを止め、ただひたすらに今を生きるのです。



与え続ける

他者から何か得ることばかり考えてしまうと、得られなかったときには相手を愛さないという条件付きの取引になります。

そのような考えの持ち主とあなたは付き合いたいと思うでしょうか。

そういった人からは自然と人々は離れていくでしょう。

自分から差し出すことによって、やすらぎを得ることができます。



過去の価値観を見直す

私たちの目に映る納得できないことだらけの世界は、自分の考え方の結果なのかもしれません。

出典:「愛とは、怖れを手ばなすこと」

昔からの習慣や考え方が、実は気づかぬ内に自分を追い詰める生き方であったという例は誰しも経験はあると思います。

過去に起きた不幸や経験によって、あなたの心を支配している怖れはそのままあなたの見る世界に投影されます。

それはあなたが本当に見たい世界なのでしょうか?

たとえそれがあなたにとって大事な価値観だったとしても、いつでも違った目で信念を見つめ直すという考え方が、現実の世界を見るチャンスとなります。

考え方を変えれば、いつだって世界をどう見るかを変えることができます。

自らを自分がつくりだした世界の犠牲者に仕立て上げる必要なんてどこにもありません。

自分が望むものを手に入れたいのであれば、過去の怖れを手放す必要があります。

暗い過去は怖れの未来を招き寄せ、怖れをまた繰り返すことになります。

あなたが生きるのは過去でも未来でもありません。

今この瞬間だけなのです。

過去はあなたに触れることはできません。

過去の怖れによって現在を、そして未来を歪めてしまうのはもうやめましょう。



生きることへの責任。幸せになることへの責任。

私の身に起こるように見えるものはすべて、私が求め、求めたとおりの形で受け取るものである。

出典:「愛とは、怖れを手ばなすこと」

あたなの限界を決めるのはあなた自身。

あなたの評価を決めるのはあなた自身。

自分の幸せは育ってきた環境や、他の誰かから何を与えられるかで決まるものではありません。

歪んだ世界の見方を変えられないと、幸せやチャンスがすぐそばにあるにもかかわらず受け取ることができなくなってしまいます。

あなたが何を感じ、何を求め、何を見るのかはあなた自身に責任があります。

もう一度問いましょう。

あなたは「やすらぎ」と「葛藤」どちらを選びますか?



最後に

「愛とは、怖れを手ばなすこと」を読んだときの感動は忘れることができません。

これほどまでに心が震える本に出会えたのは、この本の内容が私にとってこれから必要だったからだと思っています。

本も人も、その人に出会える準備ができたときに目の前に現れるものです。

ただ、本の内容を実践するのはなかなか難しいですね😅

世界の見方を変える準備ができたと思って、焦らず心に少しずつ刻みたいと思います。

「与え続ける」の内容が少し簡素なのですが、こちらは今後詳しく取り扱う予定です。

本の内容についてなのですが、怖れを手放す12のレッスンがあり、どうやって進めるかが詳しく記載されています。

興味のある方は是非読んでみてくださいね。

ページ数が少なく読みやすいと思います。