見切り発車で転職する前に!

2023年10月30日

※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。

 

新年度が過ぎ、新社会人となった人を街でよく見かけます。

学生と社会人ってあまりにも違いすぎて、戸惑いや苦労も多いと思います。

誰でも新しい環境は気疲れしちゃいますよね😅

実際、会社は入ってみないとわからない部分は多いと思います。

面接時にはまともだったのに、開けてビックリなんてこともありますよね。

本気で今の会社がヤバいと思ったときに、転職の心得があると非常に心強いです。

昔の私はストレスに対する耐性があまりにも貧弱だったので、何度も転職した経験があります。

もっと早く転職の心得を知っていたら、今とは違った人生になっていたかもしれません。

今回のテーマは「転職」

勤続年数が長いからといって、楽に転職できるとは限りません。

大事なのは思考法

転職であなたの未来も、日本の未来も変わるかもしれません。

今回参考にさせていただきました本はこちらになります。

「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法」
著者:北野 唯我
出版社:ダイヤモンド社

転職に不安はつきもの

転職の理由は様々ですが、初めての転職は当然不安になりますよね。

それもそのはず。

大学や就職先を選ぶ際は単に世間でいう「いい大学」「いい会社」を選べば間違いありません。

ですが、転職は恐らく「初」の意思決定が伴います。

いい大学、いい会社を選ぶ際に失うものは何もありません。

しかし、転職は今まで学校や会社で学んできたことを手放すことになります

受験や仕事を頑張ってきた人ほど、今までの頑張りを手放したくないという不安に駆られます。

転職に必要な思考法があれば自分が向かうべき道がきっと見えてくるはずです👍



転職エージェントは信用できるのか?

昔は終身雇用が一般的だった時期があり、社員は会社のために定年まで忠誠を誓うのが当たり前という風潮がありました。

なので、転職しようものなら裏切り者とみなされ、転職は「悪」とタブー視する人が多かったかもしれないですね。

現在は働き方の多様化により、転職を悪とする人は少なくなったように感じます。

転職する人が増えたせいか、人材紹介会社も増加し、上場している企業もありますね。

転職する際は、転職エージェントを頼るのが現在のスタンダードのように思われます。

ですが転職エージェントは信用できるのでしょうか?

当然、人材紹介会社も商売です

人を紹介し、採用されたら会社に報酬が入るという仕組みになっています。

どのくらいの報酬が入るのかというと、紹介した人材の想定年収の約3割と言われています。

このことから、多くの転職エージェントはなるべく多くの企業を紹介し、1社でも多く面接にこぎつけようとします。

転職エージェントの目的はあくまで自分の会社の利益

私たちが定年するまでのことを考えて会社を紹介してくれる人は中に入るかもしれませんが、ほぼいないに等しいと言っていいと思います。

しかし、希望の業種が明確である、多くの企業から自分に必要な情報を見極める軸がちゃんとあるのであれば、人材紹介会社を活用する価値はあると思います。

かつての私のように、人材紹介会社に登録すれば、あとは何も考えずにいい会社に転職できると思っていると後で痛い目に遭います😭

転職エージェントが信用できるかどうかは、今の自分の状態によって変わってきますね。



マーケットバリューを意識する

マーケットバリューとは市場価値のことです。

あなたのマーケットバリューが高ければ高いほど給料の期待値は上がります。

ゲームでいうところのレベル(強さ)に相当します。

それは他の会社が欲しいと思う人材かどうかにも当然影響を及ぼします。

もし現在の会社がつぶれたとして、上司を見て働いていた人と、市場を見て働いていた人がいたとします。

どちらが生き残れるかは明白です。

市場を見てきた人が生き残ることができます。

それだけ、市場の動向を把握することは大事なことです。

自分のマーケットバリューは、技術資産人的資産業界の生産性で決まります。

図のような箱が大きければ大きいほどマーケットバリューが高いといえます。

技術資産

技術資産とは、専門性経験からなるものです。
専門性とは、職種と思っていただいて構いません。
営業、研究、開発、広報などが相当します。
経験はその会社でどういう活躍をしたかという技術のことです。
チームリーダー、プロジェクトマネージャー、自動車部品の業界経験などが相当します。
それらが他の会社で通用できない場合、それは残念ながら技術資産ではなくなります。

人的資産

簡単に言うと、人脈のことです。
ビジネスの世界では、以外に貸し借りで動いていることが多いです。
そのためには、信頼が必要ですね。
人から信頼を得るためには時間がかかります。
誰とでも信頼を築ける対人スキルは、どの業界でも役に立つはずです。
また、今まで培ってきた人脈を転職先で活かすことができれば、それだけで強力な武器になります。

業界の生産性

業界の生産性がマーケットバリューに最も影響を与えます。
業界の生産性とは、その業界の一人当たりの粗利益のことです。
産業別のGDPの差は最大20倍違うと言われ、技術資産や人的資産が高くても、産業を間違えればマーケットバリューを高めることは非常に難しくなります。
逆を言えば、伸びている市場に身を置くだけでマーケットバリューは高まり、高い給料も安定してもらえる可能性が高いです。
ただし、生産性が高い=需要も高い場合が多いので競争も激しいです。

仕事の賞味期限

どんな仕事にも賞味期限があります。

なぜかというと、仕事のプロセスはいずれシステム化され、機械で代替できるようになるからです。

大体は以下のような流れで仕事は衰退していきます。

  1. 最初は競合がいないので、独壇場です。しかし、その仕事に需要があるとわかれば同じことをして儲けようとする競合が増えていきます。
  2. 儲かると分かれば競合が増えていき、市場が活性化している状態です。最盛期といっていいでしょう。
  3. 仕事のプロセスがシステム化され、誰でも真似できるレベルになります。
  4. システム化できるため人件費の削減が行われます。いずれ機械に任せるようになり、人を雇う必要がなくなります。


3になる前に新たな強みとなる1の仕事に移れば、食うことに困ることはなくなる理論になります。

そして、今の自分の会社が 3 か 4 であれば、自然とマーケットバリューは低くなります。

その場合、自分が活躍できる可能性を重視して転職先を選ぶことが重要になります。



伸びるマーケットの見分け方

前述の 1 や 2 のマーケットはどうやったら見分けることができるのでしょうか。

比較的簡単な方法は、ベンチャーや投資が集まっているマーケットを見つける方法です。

ベンチャーが大企業に勝つことは難しいです。資本や従業員数の差が圧倒的にあるからです。

ですので、世の中の流れを掴み、スピード感や小回りを活かして勝つのが一般的です。

儲かるマーケットには自然と、人とお金が集まってくるので、これから伸びる可能性が高いです。



働きやすさは考慮すべき?

伸びているマーケットに身を置くことが重要だとわかってはいても、働きやすさは恐らくみなさん気になるところだと思います。

自分の希望と一致する会社だとしても、過酷な労働環境や理不尽な上司がいたらためらいますよね。

ですが、働きやすさとマーケットバリューは長い目で見ると相反するものではありません

事業が軌道に乗っているときは、皆仕事に夢中で大体が働きやすい環境になります。

人によっては自分の価値を高めようとする人、安定を求める人、転職で重視するポイントは人によって違いますが、マーケットバリューが低い人は活躍の可能性を重視した方が良いです。

成果を出している人に仕事が回ってくるので、貴重な経験を得るチャンスが増えます🌟



仕事にやりがいは必要?

今の仕事の給料が半分になると言われたら、あなたは今の仕事を続けますか?

大体の人はノーと答えるかもしれませんね。

楽しい仕事だったら、たとえ給料が半分になっても辞めないでしょう。

ノーと答えた人は金に買われて今の仕事をしているに過ぎません

しかし、時代は変わって、現在は好きなことを仕事にする人がどんどん増えています。

YouTuberやオンラインサロン、コロナによって場所を選ばない働き方もどんどん増えています。

逆に、誰もやりたがらない仕事は定型的にもかかわらずコストが高いため、テクノロジーで代替したときの費用削減率が大きくなります。

つまり、誰もやりたがらない仕事はどんどん代替されることが予想されます。

今の時代、好きなことを仕事にするのは難しいことではありません

どんな小さなことでも、突き詰めれば立派な仕事になるチャンスで溢れていると私は感じています👍



今の会社にこだわる必要は無い

今勤めている会社を辞めるのは難しいことだと考えてしまうと、他の選択肢がなくなり仕事にストレスを感じてしまいます😣

限られた枠の中で自分の居場所を守るために、自分に嘘をつかなくてはならなくなり、結果本来の自分の役割を忘れて良心から外れた道に向かっていきます。

もっと他に選択肢があるんだと思うだけで、少し楽な気持ちになる気がしませんか?

仕事は楽しくないものという考え自体が、もう古い時代のものです。

仕事を手段としてか、目的として追求するかは、あなたが選ぶことができます。

今までの考えは一旦置いておいて、フリーランス、ベンチャーで成功している人たちの活躍に目を向けてみれば新しい選択肢が見つかるのではないでしょうか。



最後に

今回参考にさせていただきました「転職の思考法」には

・"面接で聞くべき3つの質問"
・"女性向けのキャリア形成"
・"いいベンチャーを見極める3つのポイント"


など、転職に関する心強い情報が多数掲載されています。

特に、“being型の人間が好きなことを見つける方法"はとても参考になりました。

99%の人はbeing型といわれ、楽しめる仕事をするよりは、楽しめる状態にいることでストレスなく仕事ができるという特徴があります。

ここをはき違えると悩みや不安が増え、転職活動が複雑になってしまうらしいです。

これらの思考法が過去の自分に備わっていたとしたら、今の自分はきっと別の道を歩んでいたかもしれないと思います。

私は何も考えず、無駄に転職を繰り返してきたので、この本にはもっと早く出会いたかったと痛感しています😅

ただ、今の仕事にやりがいが見いだせなくなったとき、私は遠くを見るようにしています。

何のために仕事をしているのかと考えたとき、お金のため、スキルを高めるため、といったことが頭に思い浮かびます。

でもそうではなく、表面的な動機のその先に答えはあると私は考えます。

遠くを見つめることで、より洗練された使命感が湧き起こり、強い意志力で仕事に臨むことができるようになります。

辛いことがあっても、今の仕事を長く続けられているのはこの思考法のおかげだと思っています。

人は迷ったときに、今自分が持っている価値あるものが見えなくなり、外から何かを得ようとしてそこから抜け出そうとします。

その行為は正しい思考法があってこそ成功するもので、道を誤れば大きなものを失うことになります。

働く皆様に、価値のある仕事が見つかるように心から祈っております😊