承認欲求を満たしても幸せになれない

2023年10月26日

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承認欲求とは他者から認めてもらいたいという欲求です。

誰もが持っている普遍的な欲求といわれています。

欲求を満たせば一時的に満足はしますが、そこには落とし穴があります。

承認欲求を満たすという行為は、自分の考えや好みを度外視し、他者の望みに応える行為です。

言わば、他者の人生を生きるということになります。

人は自分の人生を生きてこそ幸せになれます。

他者の人生を生きるとなぜ幸せになれないのか、簡単に説明していきますね。



他者の人生を生きたときの責任は誰が取る?

人生の重要な決断、例えば就職する際の場面を想定します。

自分の志望する会社に親が大反対し、しぶしぶ親がすすめる会社に就職したとします。

実際に入社し、やはり自分のやりたかったこととは違った、職場の環境が自分には合わなかった場合、どうなるでしょう。

親を責めても責任を取ってくれませんし、状況は何も変わりません。残るのは後悔だけです。

たとえ就職に成功したとしても、他者の功績によって得られた成功はもやもやとした気持ちを残すでしょう。

どちらに転んでも、他者の人生を生きることは自分にとってプラスの経験になることはありません。



SNSに没頭すると幸福度が下がる

ある研究で、SNSを使うほど幸福度が下がるということが明らかになりました。

SNSには他者のキラキラした人生が溢れています。

高級レストランでの食事、ブランド物のバッグ、有名人とのツーショット。

皆に注目されたいがために質の高い画像や動画が多く投稿されています。

そういった他者のきらびやかな人生を目の当たりにすると、自分の人生が色褪せていると思ってしまう人は多いのではないでしょうか。

世界は広いです。上にはいくらでも上がいるので他者と比較するとキリがないですし、何の意味もありません。

気分が落ち込むくらいならSNSはすっぱりやめた方が賢明です。

ましてや、承認欲求を満たすために自分の趣向とは異なるものを無理して手に入れるなど言語道断です。

例えば承認欲求を満たすために高価なバッグを買って画像を投稿すれば、注目を浴び一時的な満足感は得られるかもしれません。

しかし、次に満足感を得るには、前回より多くの注目を浴びなければ承認欲求は満たされません。

これは科学的に解明されている脳の仕組みです。

前回と同じ価値のものを手にいれても、脳は満足しません。

それに気づかず消耗していけば、後に残るのは虚しさと請求書の山だけです😣

承認欲求とは、自分の欲求を満たす行為ではありません。

他者を満足させるために、自分に嘘をつく行為です。

果たしてそれで幸せといえるのでしょうか?

SNSは情報収集や情報発信としては有用です。

しかし、承認欲求を満たすためのツールとして使用するにはリスクが大きいです。



自分の人生とは?

他者に好かれようと、他者の意見に沿う生き方は人間関係の軋轢もなく楽な生き方かもしれません。

しかし、あなたはそれで本当に幸せになれますか?

冒頭でも説明しましたが、承認欲求とは普遍的な欲求で、他者から認めてもらいたいという気持ちは誰もが持っています。

その感情自体はとてもまともで健全なので、自己嫌悪に陥る必要はありません。

他者から認めてもらいたい、裏を返せば他者から注目されなくなることをあなたは怖れているのかもしれません。

あなたの周りに、我が道を行く主張の強い方は1人くらいいるはずです。

反発する人も多いかもしれませんが、その姿は生き生きとして輝いているように見えませんか?

他人の目を気にせず、自分の人生を生きているからそう見えるのだと思います。

自分の決断に責任を持つことが怖い人は、周りの評価や失敗するかもしれないという不安があるのでしょう。

しかし、自分で決断したことがたとえ失敗に終わったとしても、その経験から学ぶものはあるはずです。

何度も失敗を繰り返し、困難に立ち向かう勇気を養うこともできるはずです。

子どもはパジャマのボタンをかけるのに時間がかかります。

しかし、そこで大人が介入してしまうと、子どもは困難を避けるようになります。

あなたの今の習慣は、子供の頃からの親の影響もあるかもしれません。

それなら、今すぐその習慣を断ち切りましょう。

成功するか失敗するかは問題ではありません。

あなたが自分の意思で決断することに意味があるのです。

なぜなら、1秒先の未来ですら我々は予測できないのだから、いまこの瞬間を生きるしかないのです。

一つ一つの決断が、きっとあなたに未来を切り拓く勇気を与えてくれるでしょう。



最後に

承認欲求は子どもの頃からの賞罰によって色濃く形成されると言われています。

良いことをすればほめられる。

悪いことをすれば叱られる。

逆を言えば、ほめられなければ良いことをしないことになります。

承認欲求は誰もが持っている普遍的な欲求ですが、それが過度になると自分に嘘をついてまで人から注目されたいと思うようになってしまいます。

子どもが非行に走るのは、それがどんな形でも自分に注目して欲しいという心理が働いています。

なので、子供も部下もほめたり叱ったりしてはいけないと言われていますが、なかなか難しいですよね😅

さて、今回は承認欲求というテーマでしたが、いかがでしたか?

私もちょっと前までは、ついついTwitterを眺めて時間をロスしていました。

勇気を出してスマホからTwitterアプリを削除したら、日々の作業効率が上がり生産性が目に見えて向上しました。
(一日1~2時間くらいの節約になったと思います)

SNSは見ていて楽しいですが、ほどほどにしないと自分を見失うことになりかねないです。