ストレスは受け流せ!
会社の人間関係、将来への不安、家族はいつも自分のことばかり優先する。
本当はもっと楽しい人生を送りたいはずなのに、大小様々なストレスが積み重なってうんざり。
楽しそうに人生を送っている人とそうでない人の違いはなんだろう、と思うことはありませんか?
それはストレスをどう対処するかの違いによるものです。
生きている以上、ストレスを完全にゼロにすることはできないことは過去の記事で何度かお伝えしました。
真っ向からストレスに挑んでも、逆にストレスを増加させるだけで、最悪いつか自分を壊してしまうことになりかねないです。
ストレスは溜まる前に発散させるか受け流すのが鉄則です💪
今回もストレスをうまく受け流す方法をいくつかシェアしたいと思います!😆
今回参考にさせていただいた本はこちらになります。
『精神科医が教える ストレスフリー超大全 ―― 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト』
著者:樺沢 紫苑
出版社:ダイヤモンド社
目次
ストレスのメリットを知る
適度なストレスは緊張感をもたらし、集中力を上げる効果もあります🌟
仕事の効率を上げたり、ライバルに負けたくないというプレッシャーから自己成長につながったりします。
しかし、過度のストレスは当然、害になります😣
一日の終わりにストレスを抱えたままにしない、ストレスや疲労を蓄積しないといった習慣を身に付けましょう👍
日頃からストレスを溜めない人は、ストレスを受け流す方法を実践している人です。
まじめな人ほどうつになりやすいそうですが、それはストレスと真正面から対抗しようとし、不安や悩みを溜めてしまうからだそうです。
ストレスの原因は簡単に取り除くことは難しいかもしれませんが、思考法や受け止め方を変えてストレスとうまく付き合うことは可能です。
不安は放っておくと増え続ける
不安はピンチを脱するために分泌される脳内物質ノルアドレナリンの影響によるものです。
ノルアドレナリンは行動を起こすための信号なので、何もせず放っておけば不安はどんどん大きくなります😱
不安を軽減するためには行動しかありません。
誰かに不安に思っていることを話すだけでも気分が楽になりますし、紙などに書き出すことでごちゃごちゃした問題が整理されます。
運動も効果的です。
ノルアドレナリンは「行動を起こせ」というエネルギーなので、運動で不安を解消することもできます。
実際、私も頭がごちゃごちゃして収拾がつかなくなったときは近くの神社まで散歩に行き、厳かな雰囲気の中をただ歩いているだけで気分が落ち着いていきます😌
気軽に実行できるので非常におすすめです👍
一人で悩まないようにする
不安と同様に悩みも人に相談する、書き出すといった行動で気持ちが楽になります。
「私の悩みなんかを人に相談して迷惑じゃないかな……」と躊躇する人もいるでしょう。
実際、人に相談しても問題は解決できないと思い込んでいる方は多いみたいです😢
しかし、人に不安や悩みを話すだけでも気分は良くなった経験はありませんか?
悩みが整理されて、自分で解決の糸口をつかむこともあります。
ネットで調べてみると、専門家と相談できる窓口も中にはあるので、活用しない手はないですよね🌟
ストレスフリーは規則正しい生活の上に成り立つ
ご存じかもしれませんが、食事、運動、睡眠は健全な体と心を保つために必要な土台です。
規則正しい生活を送るだけでも、うつ病が改善されたという報告もあります🙂
それくらい食事、運動、睡眠は大切な要素なのです。
精神科医がすすめる習慣に朝散歩というものがあります。
朝起きて1時間以内に15~30分の散歩をすることでセロトニンが活性化され、仕事の効率UPと深い睡眠が期待できます。
うつ病やパニック障害の方も、朝散歩を習慣に取り入れることによって改善したケースが多く報告されているそうです👍
ただ、中には規則正しい生活を送るのも難しい人もいると思います。
無理せずできる範囲で改善していきましょう💪
信頼関係を積み上げるのは共同作業
人間関係に悩みを抱えている人は多いと思います。
人間関係、信頼関係がうまくいかないのは100%相手が悪い、というケースはあまりないと思います。
当然、自分が心の扉を閉じたままだと関係性は深まりません。
自分が心の扉を少し開いたら、相手も少しだけ開けてくれる。その地道な作業が信頼を築いていきます。
また、相手と信頼関係を築くためには、3ヶ月~数か月かかるといわれています。
最初はお互い信頼がない状態なのは当たり前なので、焦らず信頼を築いていきましょう😀
他人が変わることに期待してはいけない
この人のこういうところを直してほしい、どうして言ったとおりにできないんだろうとイライラする場面は会社でもプライベートでもよくあることです😣
しかし、他人を変えようとするのはかなりのストレスになります。
人には人の考え方がありますし、他人はそう簡単に変わらないからストレスを感じてしまうんです。
相手に何かしてほしいときはついつい命令口調になってしまうこともありますが、それでは反感を買いやすく相手も気分がよくありません。
例えば、頼みごとをするときには主語を「私」にすると相手はその意見を受け入れやすくなります。
× 「ゴミ出してきて」
〇 「ゴミを出してきてくれると私は嬉しい」
相手を変えようと躍起になっても関係を悪化させるだけなので、伝え方や接し方を変えてみた方がストレスは軽減されるのではないでしょうか。
行動が変われば性格も変わる
自分を変えたいと思っている人はきっと多いでしょう。
しかし、自分の気になる短所を克服しても、別の短所が気になってしまい終わりがありません🤔
その人の性格は、その人の行動の結果である
――アリストテレス
出典:精神科医が教える ストレスフリー超大全 ―― 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト
人の性格は根本的に変えることは難しいですが、行動が変われば周りのあなたに対する見方も変わってきます。
いきなり大きな事をしようとしなくてもいいんです。最初はハードルをグッと下げて、できそうなことから挑戦していきましょう💪
いつもよりちょっと明るく挨拶する。背筋を伸ばす。鏡の前で笑顔の練習をする。
最初はこのくらい難易度で全然OKです。
そして、1日の終わりにできたことを日記などに書き留めておくと、その日1日をポジティブな気持ちで締めることができます👍
そうやって少しずつ行動を変えていけば、いつかきっと理想とする自分に近づけるはずです😊
嫌な出来事を記憶に刻む方法
会社や学校などで嫌なことがあったら、グチって発散したいときもありますよね。
しかし、ここで注意してほしいことがあります。
嫌な出来事を何度も人に話すと、逆に記憶に残りやすくなるので愚痴は1回までにとどめておいた方が賢明です。
SNSにグチを投稿したくなる時もありますが、いろんな人の目に触れるので逆効果になります😥
信頼できる相手に1回だけとことんグチって、きっぱり忘れることを習慣にしましょう🌟
最後に
今回紹介させていただいた『精神科医が教える ストレスフリー超大全 ―― 人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト』には他にも
- 嫌いな相手を味方にする方法
- お金の不安を取り除く方法
- 怒りをコントロールする方法
といった、日々のストレスを有効に受け流す方法がいくつも掲載されています。
中でも「本音と感情を分けて伝える」という内容はすごく勉強になりました。
感情に任せて発した言葉で相手を傷つけて後悔するという経験は、私は今までに何度もあります。
ただ感情をぶつけてもお互いの溝が深まるだけで、自分の本音を伝えたことにはなりません。
自分の本音を冷静に伝えることは難しいです😣
感情が昂っているときには取り返しのつかない後悔をする前に一度深呼吸をして、自分が今から伝えることは感情なのか本音なのかを見極めることができるようになるといいなと思っています!🌟