心を安定させる思考法
会社で上司に怒鳴られたとき、物事が自分の思うようにいかないときなどは心が乱れてしまいますよね。
私は最近、会社で先輩に怒られてその日はずっと落ち込んだ状態でした😢
気持ちが沈んだままだと、普段はしないようなミスをしてまた怒られる羽目に。
私は小心者なので、怒られるとくよくよ思い悩んでしまう癖があります。
そこで、ちょっとしたことでも動じないようにするにはどうすればいいか考えてみました。
精神修行で心を鍛えれば良いのでしょうか?
もう少し簡単な方法があります。
考え方を変えるだけで乱れそうな心を安定させることができるようになります。
心が安定するということは、安らぎをもたらしてくれるだけではありません。
心の安定は、冷静な判断力で人生を健全で正しい方向へ導いていくことにつながります👍
それってつまり、人生を幸福にすることになるのではないでしょうか。
今回のテーマは「平常心」。
ちょっとしたことで動揺してしまう方、くよくよと思い悩んでしまう方は必見です。
今回参考にさせていただきました本はこちらになります。
『平常心のコツ 「乱れた心」を整える93の言葉』
著者:植西 聰
出版社:自由国民社
目次
非難の言葉を一度受け入れてみる
相手から非難されると「この野郎」とか「そんなことはない」とついつい反発しがちです。
相手から見たあなたは、あなたの思っているイメージとは大分異なることは往々にしてあります。
あなたはそう思っていなくとも、相手はあなたのことを「そっけない」とか「態度が悪い」と思っていることは、相手にとっては事実です。
そんなときは一呼吸おいて、その非難を一度受け入れてみましょう。
そして、相手は自あなたの改善点を指摘してくれたと感謝してみましょう😊
相手の悪いところを指摘するのって、結構勇気がいることなのでなかなか言いにくいものです。
それを指摘してくれて、ありがとうという気持ちを持ってみましょう。
相手の指摘を素直に受け入れ、改善すればあなたは今よりもきっと素晴らしい人になれるはずです。
相手からの指摘は自分が得をするチャンスという風に考えましょう🌟
誰のせいでもないと考えると冷静になれる
何かうまくいかないことがあると、つい誰かのせいにしてしまったり、自分を責めてしまうことはありませんか?
こうなってしまうと平常心は感情に流されて、冷静さを失います。
誰かのせいにする人は、傍目から見て気持ちの良いものではありません😣
一方、自分のせいにしてしまう人は謙虚に見えますが、気分が落ち込むだけで状況が進展しません。
うまくいかないことがあったら、誰のせいでも自分のせいでもないと考えましょう。
そうすることで、冷静な判断力を保てます。
責任の所在を粗探しするよりも、改善点を冷静に究明する方が前向きな考え方と言えます。
チャンスを見逃さないための考え方
もうダメだと思っているときにこそ、状況は好転するものです。
たとえば、会社が倒産して仕事がなくなったときに、もうダメだと絶望してばかりだと前に進めなくなります。
ネガティブな思考は自分の人生を自分で悪い方へと向かわせてしまうだけで、損をするばかりです。
もし、会社が倒産してしまったとしても、新しいスタートを踏み出すチャンス、ムカつく上司とさよならできた(笑)と前向きに考えてみましょう。
そうすることで思考はクリアになり、より的確な判断ができるようになります👍
人生というのは何が起きるかわからないものです。
何か悪いことが起こったとしても、角度を変えて見てみるとそれは良いことだったりします。
つまり、自分の判断で良い悪いを決めてしまうと、せっかくのチャンスを逃す可能性があるということです。
私の経験ですが、ブラック企業を3ヶ月で辞めたときが過去にありました。
次の仕事を探そうにも、前職を3ヶ月で辞めたことがネックになるのではとネガティブな気持ちになっていました。
何社か面接をしましたが、結果はどれも不採用。
もうダメかもしれないと思ったときに、今の会社に採用されました。
入社してから何か月か過ぎた頃、採用担当の方と話す機会があったので、3ヶ月で会社を辞めたことが欠点にはならなかったのか聞いてみました。
そのとき採用担当者の方は、「的確な判断力があったから、ブラック企業をすぐに辞めたんでしょ?」だそうです。
私が欠点にしか思えなかったことが、他者から見れば利点になったようです。
人生を良い方向に導くのに大切なことは、前向きな考え方なのだなとそのとき私は思いました。
果報は寝て待て
自分の判断で人生を思い通りにしたいと強く願っている人は、思い通りにならないことが起きたときに心を乱すことなります。
そもそもの話、人生何が起こるかわからないので、成り行きに任せればイライラすることもないんですね。
イライラした状態では物事はうまく運びません。
過去や未来は自分でコントロールすることはできません。
コントロールできないことに苦心するのは労力の無駄遣いです。
穏やかな気持ちでいた方がイライラすることもないですし、いい結果はポジティブな人の元に自然とやってくるものです。
完璧主義はつらい
世の中に完璧なものなど存在しません。
ただ、完璧を目指そうという気持ちは決して悪いことではありません。
しかし、その過程で積もるストレスと労力は割に合わないと私は感じます。
完璧主義は少しのミスでも気になり、心が乱れやすくなります。
理想が高いあまりに、自分と同じレベルのことを他者に要求してしまうこともあるのではないでしょうか。
あなたができることが、他者にもできるとは限りません。
そうすると特にチームでの作業の際、まわりがあなたについていけず孤立してしまうことになります。
たとえ60点の仕事になったとしても、改善点は次に活かしてみることにしませんか😀
完璧でなくとも、まあまあできたからいいかと考える方がストレスが少なくて済みます。
イヤなことがあってもネタになると考える
なにかイヤなことや、イラッとすることがあったとしても、これは話のネタになるなと思えばそんなにイライラしなくなります。
Twitterでも、「育児衝撃画像」というハッシュタグがあり、子供の衝撃的な瞬間の画像が上がってきます。
育児ってすごく大変で、ストレスによってネグレクトや虐待に発展してしまうくらい親に負担がかかります。
子供からちょっと目を離しただけで大惨事、なんてこともよくあるみたいですね。
そこで、イラッとしてしまうより、写真に収めてSNSでみんなに見てもらったり、話のネタにすれば笑いに変えることができますw
実際、「育児衝撃画像」のハッシュタグが付いたツイートには、同じ経験をした人や、投稿者を励ますポジティブなリプが多いです🌟
普段イラッとしてしまうことを笑いに変えることができれば、ストレスを軽減できると思いませんか?
会社員の最後の切り札
ご存知の方も多いと思いますが、会社に出勤する際はポケットに辞表を隠し持っておくと、とても心強くなれます。
こんな会社いつでも辞めてやることができると考えることで、強い心構えで仕事に望むことができます。
多少の不満には動揺しなくなりますし、理不尽な上司にも意見しやすくなります。
実際、会社に不満を抱えながらも、いつも辞表を隠し持っていたおかげで定年まで勤務し続けた人もいるようです。
不満のある会社にいつまでもしがみつく必要はありません。
今は昔と違って転職しやすくなっている時代です。
今の会社で働くしかないという考えを捨て、多様な選択肢があると考えることができれば心に余裕が持てます👍
意識的にゆっくり動く
急いでいるときや焦っているときって、つい動きが慌ただしくなってしまいますよね。
呼吸も早く、浅くなりイライラやミスの原因にもなり、かえって時間を取られてしまうことも😣
なかなか難しいですが、急いでいるときこそゆっくり動くことを意識しましょう。
さらに、深呼吸で気持ちを落ち着かせれば平常心を取り戻すことができます。
私は外出するとき、あえて速度を落として歩いています。
ゆっくり歩くことで気持ちが落ち着きますし、人の多いところではぶつかる心配をしなくて済むからです。
速く移動すると、人とぶつかりそうになったときによけきれないこともあります。
急いでいるときに限らず、普段から意識してゆっくりとした動きをした方が得なのではと思っています☺️
最後に
今回参考にさせていただきました「平常心のコツ」には他にも
- “世の中の出来事をすぐに自分の運命に結びつけない"
- “いい人になりすぎるとキレやすくなる“
- “嫌な相手を反面教師にすると心が楽になっていく"
といった、穏やかな人生を送るための秘訣が多数掲載されています。
普段ついイライラしてしまう、感情が不安定でやりたいことが疎かになってしまうといった方におすすめです。
平常心を保つための訓練と聞くと、瞑想や滝行を私は思い浮かべてしまいます😅
確かにつらい経験を前もってしておけば、同じようなことが起こっても冷静に対処できます。
ただ、普段の生活レベルであれば、つらい修行ではなく思考法である程度のストレスを回避することができます。
こういったお得な情報を知っているのと知らないのとでは、かなりの差が出るなと思っております。
知識って自分を守るための武器にもなるので、勉強はやめられませんね😊
今は動画共有プラットフォームで専門的な知識を共有している人もいるので、動画で気軽に勉強もできるいい時代になったなあと感じております。